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| 1980年5月20日 角川文庫刊 片岡義男著 W650に乗るコオと白石島出身のミーヨが織り成すラブストーリー。 バイク乗りのバイブルといっていいかも。 島の描写が秀逸で旅心がそそられる。 夏の浅間山で偶然出会ったミーヨに惹かれたコオは、翌年の夏に白石島で 夢のようなひとときを過ごす。 |
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この小説を読んでからは、この島に行きたくて行きたくてしかたなくなり、 6、7回行きました。とても素晴らしい島です。 |
〜ここからは、「彼のオートバイ、彼女の島」で描写されている風景を追っていきます〜 |
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笠岡から、美代子の待つ島へ、第五喜久丸というフェリーが、むかっている。 *P117 自分が行った時は第六喜久丸でした。 |
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| 笠岡の、国道2号線からすぐの、小さな港からフェリーに乗った。 *P118 |
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白く塗った、小さなフェリーだ。 船体の中央にブリッジがあり、そこに操舵室が乗っている。 *P118 |
| フェリーは、ゆっくりと島に近づく。山が、濃い緑色だ。・・・ やがて、海に沿って建っている家なみが、はっきり見えはじめた。 *P121 |
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港は、丸い入江のようだ。その入口の両側から、 防波堤がのびている。 片方の防波堤の突端には、濃いえんじ色の煉瓦でつくった 小さな夢のような灯台が立っている。 *P121 |
| 夢のような灯台 | ![]() |
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防波堤の突端をまわると、フェリーは、エンジンを切った。 *P123 |
| 港の事務所の前に青い天蓋が張り出し、陽陰の中にベンチがある。 *P124 |
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民家が軒を接して両側につながっているアスファルトの道に入った。 せまい道が奇妙に折れ曲がってつづく。 *P125 |
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| 山を背にして、美代子の家があった。石を積み上げた塀の中に どっしりと建っている。大きな二階建てだ。 黒いかわらに、壁の板も、黒く塗ってある。 *P126 ちなみに、もちろん本当のミーヨの家ではありません。 |
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満潮のときは沖の岩山へ泳いでいき・・・・ *P128 |
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| 父親は、島の反対側にあるという石切り場に弁当を持って働きにいってしまっている。 *P128 | |
| この島から見ると、太陽は水平線のかなたではなく、 つつましやかな大きさの紅い玉となって、 いくつもかさなっている島陰のむこうに沈むのだ。 *P129 |
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| 中学校へ行った。ミーヨの自宅から、五分とかからない。 広い四角な校庭を、なつかしい感じのする木造の校舎がとりかこんでいる。 幼稚園も小学校も、いっしょなのだという。 *P130 |